2016年09月11日

ちぐさ来訪

9月8日に久々に横浜・野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」に行ってきた。
ちぐさは故・吉田衛氏が開いた老舗ジャズ喫茶。戦後に秋吉敏子や渡辺貞夫、日野皓正といったビッグネームがここに通い、ここでかかるジャズのレコードを聴いてはジャズを勉強していた場所。当時ジャズレコードは貴重品だったので、ジャズ喫茶で聴かないとジャズの勉強ができなかったのであろう。

その後吉田氏の逝去に伴い一旦は閉店したものの、有志により野毛の現在の場所に移転して営業している。一階が店舗で、二階が吉田衛記念館として往年のちぐさの店舗を再現した展示になっているようである。

この日は午後7時くらいに来訪し、以下のジャズのレコードがかかっていた。若い人がレコードをかけていたが、なかなか趣味のいい選盤である。客は少なく、ワタシを入れて2〜3人くらい。普段はCDでこれらのアルバムを聴いているが、やはりジャズ喫茶でいいオーディオでアナログレコードを聴くとその音は格別である。

Gary Peacock / Eastward
Ann Burton / Blue Burton
稲葉国光+中牟礼貞則 / Conversation

ちぐさの音に聴き入っていると、若いマスターが「リクエストいかがですか」と声をかけてくれたので、「Eddie CostaのHouse of Blue Lightをお願いします」とリクエストすると、マスターが「あっ、いいですね〜」と言ってかけてくれた。ちぐさの音でEddie Costa渾身の名盤を聴くと格別である。

その後「今日入荷したばかりの盤です」と言って、若いマスターがNils Petter Molvær / Buoyancy」をかけてくれた。ワタシはNils Petter Molvær のKhmerやSolid Etherが好きで聴いていただけに久々にこの人を聞けてうれしかった。

ちょうどこの作品がかかってしばらくしたころ、急に店が立て込んできて騒がしくなり、女を連れたオッサンが「Helen MerrillのYou'd Be So Nice To Come Home Toをかけろ」とカウンターに押しかけてきたので、これは潮時と思い店を後にした。

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2016年07月30日

マリーナ・ショウ Last Live in Japan "Who Is This Bitch Anyway"@Billboard Live Tokyo

7月29日Marlena Shaw Last Live in Japan "Who is This Bitch Anyway" 2nd Stage@Billboard Live Tokyoに行ってくる。

屈指のジャズ・R&BシンガーのMarlena Shawが、その屈指のアルバム「Who Is This Bitch Anyway」(1975)からの曲を演じるライヴ。サイドメンも、David T Walker (g)、Chuck Rainey (b)、Larry Nash (pf, elp)、Harvey Mason (ds)とそのアルバムと同じ腕利きのプレイヤーたち。
このライヴほぼ毎年やっていたが今年で最後なので、万難を排して出かける。

入場前にビルボードのマネージャーらしき人が出てきて、「Marlena Shawの調子が悪く、ステージ途中で本人の歌唱ができなくなる可能性があります。そのむねご了承のうえ、よろしければご入場ください。もしそれでご満足いかなければキャンセルできます」とのアナウンス。なんとも異例な事態であるが、ワタシはどんな状態であれ、とにかくMarlena Shawを見ることに意義があると思っていたので、当然入場。当日詰めかけていた多くの方々もほぼ同じ考えで、会場はほぼ満杯。

ヒューガルデン1パイントを注文してのんびり待っているとメンバー登場。最後にMalrena ShawがLarry Nashに付き添われ、杖をついてヨロヨロとしながら登場し、着席してMC。昨年見たときはそれほどヨロヨロしてなかったのでわずかの間にずいぶん年をとったようにみえた。これが日本での最後のライヴだというのもわかる。

Marlena Shawは着席のまま歌唱する。流石に40年前のような張りのある声というわけにはいかず、高音も出なくなってはいるが、年輪を重ねて味わいのあるパフォーマンスになっていた。何よりワタシが聴きこんで耳になじんだアルバムの一曲一曲を、本人が目の前で歌ってくれて感激である。
「Street Walking Woman」では、イントロでのナンパ男とSocial Service (but not welfare)を職業とする女性の会話も再現してくれて感動。有名曲「Feel Like Making Love」も歌ってくれて感動、ラスト曲の「Mon Cherie」もやってくれて感動、サイドメンも目の前でソロをやってくれて感動、というわけで、とにもかくにも完成度云々は別として感動。
結局Marlena Shawは中断することなく最後までパフォーマンスを見せてくれて安心した(ただしアンコールはナシ)。

ほぼ毎年続いていたこのメンバーでのこのコンセプトのライヴが今年で終わってすごく残念。しかしこの様子では仕方ないと思い、改めてMarlena Shawを含むメンバーの健康と、そして可能な限りでの活躍を祈るのみ。

このライヴが終わった後はこのライヴに誘ってくれた若い友人とGinza Music Barに行って深夜までかなり濃い音楽談義。普段誰ともできないような音楽談義で盛り上がって楽しかった。

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2016年06月19日

6月17日MISSION@Ginza Music Bar

 6月17日弊社内某打ち上げの会。横浜の某ホテルのパーティールームを借り切ってカラオケ選手権大会。YMOの曲を矢継ぎ早に数曲入れた方がいらして収拾がつかなくなり、仕方がなくYMOの曲をほとんどワタシが歌わせていただく。昔のカラオケで歌えるYMOの曲は2〜3曲くらいだったが、最近は10曲くらいあり、かなりマニアックな曲もあって驚いた。
 ちなみに、ホテルのパーティールームといっても、一人当たり普通の飲み会1回分で収まるくらいの値段で驚いた。横浜に産まれ育ち、横浜のことは隅から隅まで知っているハマっ子の人が予約してくださった。さすがハマっ子。

 で、その後、午後11時ころザギンに行って、GINZA MUSIC BARで毎月1回やっている「MISSION」というイベントに行ってくる。「MISSION」は、選曲家(DJ)の沖野修也さんが、毎月一度ジャズをかけまくるイベント。この日お店はなかなかの盛況。

ワタシが店に入った時は、タイトでダンサブルなビートに乗ってフェンダー・ローズやサックスが印象的なクールな感じのクラブ・ジャズがかかっていて、絶好調な雰囲気であった。そして、Norman ConnorsやCarlos Garnettがかかったあたりから、ダンサブルではありつつもモダン・ジャズのテイストが入ってきてMISSIONの雰囲気が深まってきた。
 ところが、「Joe Henderson, Masabumi Kikuchi, Terumasa Hino」「Terumasa Hino / Into Eternity」がかかったあたりで、どういうわけか7人くらいの人がドカンドカンと帰ってしまった。
これらのアルバムの曲は、クラブ・ジャズで使うような、ビートがはっきりしてノリやすいものではなく、わりとリズムが複雑でかなり音楽を聴きこんだ人でないとノリにくい偏差値の高い楽曲であった。

 ちょうど午前0時前後であり終電の関係もあってかちょうどお客が帰る時間帯でもあったのだろうが、沖野さんは「日野皓正かけたらお客が7人も帰っちゃった。これは失敗だったか」と嘆かれていたのがなんとなく面白かった。沖野さんは前にかけた曲とのつながり具合など様々な要素を考えて客が帰る時間帯に客を帰さない選曲を心がけているだけに、その時間帯に客が続々と帰ってしまったのが残念だったのだろう。
昔ジャズ喫茶に客が入って入ってしょうがなかった頃、「ジャズ批評」という雑誌に「客を帰す選曲」という記事があったのを思い出して何となく面白かった。

 その後も前にかけた曲との関係や店の雰囲気、客層を考慮したジャズの選曲でさまざまなジャズがかかって楽しく、朝4時の閉店まで居座ってしまい大変勉強になった。生誕半世紀でカラオケ行った後朝4時まで遊んでいられる丈夫な体に産み育ててくれた両親にこんなところで感謝する。

(当日ワタシの来店からかかっていたアルバム:わかる範囲で)

Tarika Blue / ST
Norman Conners / Slew Foot
Carlos Garnett / Black Love
Sadao Watanabe / Kenya Ya Africa
Babutunde and Phenomena / Level of Conciousness
Nate Morgan / Journey Into Nigritia
Kyoto Jazz Sextet / Mission
Joe Henderson, Masabumi Kikuchi, Terumasa Hino / ST
Terumasa Hino / Into Eternity
The Horizon Quartet / ST
Donald Byrd / Royal Flush
Dizzy Gillespie / Swing Low Swing Cadillac
Paquito D'Rivera / Blowin'
Elvin Jones McCoy Tyner / Tuner Reunited
Herbie Hancock / Maiden Voyage
Robert Glasper / Everything & Beautiful
Bobby Humphrey / Funky Dancer
Deodato / Prelude
Message from the Tribe
Paul Jackson / Black Octopus
Herbie Hancock / Fats Albert Rotunda
Labi Siffre / Remember My Song
Best of Weldon Ervin
Weldon Ervin / Spirit Man
Gary Barts / Music is My Sanctuary
Taste of Honey / ST
EW&F / Best of EW&F
D'Angelo / Live at the Jazz Cafe
Temptations / Temptations Sing Smoky
Denice Williams / This Is Niecy
Kamasi Washington / The Epic
Quincy Jones / Smackwater Jack
Katsumi Watanabe & Micky Yoshino / Kaleidoscope
McCoy Tyner / Lookin' Out
Kool & the Gang / Love & Understanding
Miles Davis / Kind of Blue

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2016年06月15日

2016年6月13日の漁盤

さて6月13日漁盤に出かける。週末にフェイスブックをみていたところ、私が参加しているフェイスブックのグループ「名盤・裏名盤・迷盤探究部!」に、桑名晴子のデビュー作の紹介があった。桑名晴子は、かつてFunny Companyを率い、そして「Sexual Violet」がヒットした故・桑名正博の妹。
桑名晴子のデビュー作に関心をもち、そして同じく桑名晴子つながりで桑名晴子がヴォーカルを演ったサディスティックス / We Are Just Taking Offも併せて買うことにする。手ごろな中古は売っていないようなので、タワーレコード川崎店にこの2枚の取り置きを週末にお願いしておいた。

さらに、同じく「名盤・裏名盤・迷盤探究部!」での話題に出た、James Masonの未発表盤もタワレコ川崎店に取り置きをお願いしようとしたが、そこには在庫がなく、タワレコ横浜ビブレ店に在庫がある。そこで桑名晴子関係を横浜ビブレで取り置こうとしたが、それらは横浜ビブレ店には在庫がない。仕方がないのでJames Masonはタワレコ横浜ビブレ店で取り置く。この機会に長い間買ってなかったKazu Matsui Project / Marin Fantasia も取り置いてもらう。
James Masonは、セッションミュージシャンとしては数多くの作品に参加しているが、リーダー作というと「Rhythm of Life」くらいなもの。それが極めてファンキーでグル―ヴィーなため、レアグルーヴ名盤としては必ず上位にくる。その人の未発表作品があるということなのだから、本来注目すべきことなのだが、音質がいまいちとのことだったので、今まで見送ってきた。
Kazu Matsuiはもともと日本人の尺八奏者なのだが、アメリカにわたってプロデューサーとして活躍したり、Kazu Matsui Projectとして作品を出したりしていた。この人の「See You There」という作品が大好きで、2013年ころタワレコ限定でCD復刻されたときはすごくうれしくて出るや否や即座にこれを買った。「Marin Fantasia」には、それほどのインパクトはなかったものの放っておくといつ廃盤になるかわからないのでこの機会にとり置いておく。ちなみに現在Kazu Matsuiは音楽活動はしておらず、教育評論家として活躍しているらしい。

ジャズとかR&Bとかロックの中古CDの場合、新品の定価の半額くらいで売っていることがまれではないし(特に輸入盤)、そのくらいでないと中古盤を買う意義がないと思っているのだが、日本のアーティストの作品の場合、とりわけ著名なアーティストの場合、意外と中古盤でも値崩れしない。そのため、最近は日本のアーティストの作品の場合、わざわざ中古を買わずにタワーレコードあたりで新品を買うことにしている。

それにしてもここ数年のレコード屋、とりわけいわゆるパパママショップと言われる個人営業のレコード屋の閉店っぷりがすさまじい。その原因は数々あれど、タワーレコードとか(かつての)HMVのような大型レコード屋の影響が少なくないとにらんでいる。とりわけ地方においてその影響がでかいと思っている。
大昔には、地方にだってパパママショップのようなレコード屋がいっぱいあった、というより、むしろレコード屋ってそういうパパママショップが原則的形態だったと思う。ワタシの郷里の群馬県高崎市にも、ドレミ京橋堂とか、サカイとか、タクミレコードなど、パパママショップがいくつかあった。
ところが、四半世紀ほど前から、タワーレコードとか、HMVとか、ヴァージンメガストアなどの大型外資系レコード量販店が進出してきた。どさくさに紛れて西武系のWAVEなどというショップも出てきた。そして、その圧倒的な品ぞろえと、情報発信量と、そして広くて魅力的な展示スペースの前に、次々と零細な地方のパパママショップは敗れ去って、レコード販売はこうした大型量販店の独壇場になってしまった。
ところが! 近時地方を席巻したこうした大型量販店は、近時のCD不況の前に持ちこたえることができず、地方のタワーレコードなどの大型量販店が次々と撤退してしまった。いったんタワレコなどの大型量販店がつぶしたパパママショップは復活するはずもなく、そのうえで大型量販店が撤退してしまったら、もうその地にはレコード屋は存在しない。
レコード屋は、実はそれが存在する地における音楽文化情報の発信拠点という意味合いがあることから、いったんその地にレコード屋がなくなってしまうと、音楽文化情報の発信拠点が失われることになり、その結果その地における音楽文化の衰退の遠因となる。
むろんレコード(CD)を買うだけだったらアマゾンなどの通販があるが、その地に音楽ファンが集って音楽情報を享受できる音楽情報発信拠点としてのレコ屋の意義って重要で、そうした側面は見逃せないと思う。レコ屋の衰退は、ボディブローのようにじわじわと音楽産業に影響を与えると思う。
タワレコやHMVなどの大型レコ屋の功罪は数々あれど、大型レコ屋はパパママショップを駆逐してその地のレコ―ド販売を独占し、そのうえで採算が取れないと見るや撤退してしまい、その結果その地における店舗型レコード販売についてはぺんぺん草すら生えていない荒野としてしまう、という側面は否定できないと覆う。

タワーレコードで持論を思い出してすっかり展開してしまったが、それはそれとして6月13日タワーレコード横浜ビブレ店に行ってKazu MatsuiとJames Masonを引取りに行く。タワレコの横浜ビブレではインフォメーション・カウンターで取り置きをお願いしたCDを引き取る。
これで切り上げてサッサと川崎のタワレコに行けばいいのに、タワレコの店内をぶらぶらして、他にもGayle Moran / ST、MSB / ST、Chet Baker / 枯葉 を買っていく。いずれも1000円CD。30年前のCD1枚の値段で3枚買える。30年前からCDを買い始めて、CDもずいぶん安くなった。
Gayle MoranはChick Coreaの奥さんで歌手。Chick Corea / Mad Hatter で、そののびやかな声を披露していて気に入っていた。その唯一のリーダー作が今般1000円でCD化されたので買っていく。MSBは佐藤允彦をリーダーとするフュージョンのバンド。この時代は佐藤允彦もフュージョンをやっていたのかと時代を感じる。Chet Bakerの枯葉は、CHetの数少ないCTA吹き込み作品。これも1000円CDで出ていたが、そろそろ生産中止で入手が難しくなることを見越して買っていく。

そんなわけで、予想以上にCDを買ってしまって川崎のタワレコに赴き、桑名晴子関係の作品を引き取る。川崎のタワレコではレジカウンターで商品を引き取るところ、この日あまり客がいなかったためすぐに引き取れてよかった。その後店内をぶらぶらしたが、これといってほしいという作品がなかったので、これ以上の買い物はせずに引き上げる。

帰宅すると、アマゾンに注文していた不失者 / 不失者(1st)が届いていた。実は私はこのCDが届くのをすごく楽しみにしていた。灰野敬二の唯一無二のノイジーでアヴァンギャルドで攻撃的なギターと歌が素晴らしい。ロックファンはすべからく所持する作品だとは思いつつも、万人向けという感じの作品ではなく、しかも絶賛廃盤中で入手が意外と困難。この日の最大の収穫はこれかもしれない。

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2016年06月11日

2016年6月10日の漁盤

さてこの日八王子で仕事があったので、帰宅途中に吉祥寺によって行く。吉祥寺の「浜やん」という八丈島料理の店があって、八王子帰りの時には帰りにここによって行く習わしになっている。
ここで頼むのは決まっていて、青酎と明日葉のてんぷらと島寿司。青酎は青ヶ島特産のイモ焼酎で、独得の風味がありつつもスッキリ飲める。島寿司は白身の魚をづけにし、薬味にからしを使った寿司である。明日葉のてんぷらはその名の通り。 島寿司はワタシの大好物で、ふた皿食べてしまった。
新小岩に源八船頭という八丈島料理の居酒屋があってソチラもワタシは大好きなのだが、そこのあるじと浜やんのあるじが兄弟であることが今日わかって面白かった。

吉祥寺の「浜やん」で食事をしてからこの日は御茶ノ水で漁盤である。この日はJazz Tokyo でDuke Pearson / It Couls Only Happen With You を買うことと、Janis 2 でPizzicato Five / Happy End of the Worldを買うことが目的となっている。

最近川崎大助「日本のロック名盤ベスト100」(2015年、講談社現代新書)を読み、そのロックの定義や日本ロック史に関する見解、紹介されている盤に対する評価はさておいて、日本ロックを代表するロック名盤が100作品とりあげられていて面白かった。その中で、Pizzicato Five / Happy End of the Worldが取り上げられていたので、渋谷系を聴いてみたかったワタシはちょっとこれを入手してみようと思った。そこでアマゾンを検索すると、神保町にあるジャニス2で500円で売っていることが分かったので、まずはこれを買おうと思った。

さらに、ワタシが入っているフェイスブックの「名盤・迷盤・裏名盤探究部」というグループで、Duke Pearson / It Could Only Happen With You が紹介されていた。これはフローラ・ピュリンをヴォーカルで起用したブラジリアンの盤で、Duke Pearsonをかなり聴いていたと思っていたワタシにとっては盲点だった。そこでやはりアマゾンを検索すると、御茶ノ水のJazz Tokyoで状態の良い中古盤を比較的廉価で入手できることが分かった。そこでこれも買おうと思った。

そんなわけで、吉祥寺から中央線に乗ってお茶の水に着き、まずはJazz Tokyoに行ってJazz Pianoの棚のDuke Pearsonのところを見てみるが、It Could Only Happen With Youが置いていない。そこで、店員に問い合わせると、在庫はあるようなのだが、棚にはおいてなくて、その店員他の店員に問い合わせたりしててんてこまいしていた。
結局その店員、奥の方にひっこんでしばらくしたのち、この作品を持って手渡してくれた。アマゾンに掲載されている在庫だと、店頭には出しておらず、あくまで在庫として奥の方に保管している場合があるようだ。盤質はAで、値段を見ると617円で、なかなかの廉価。

店員がこの作品を探している間に新入荷CDの棚もブラブラしていると、Phroah Sanders / Rejoiceの未開封のものが、定価2052円のところ1080円で売っていてとてもお買い得だったのでこちらも買うことにする。

他にも廃盤CDセールなどいろいろ見どころがあったが、ときに午後8時半で、ブラブラ見ているとジャニス2の午後9時の閉店に間に合わなくなるので、Duke Pearsonとpharoah SandersのCDを買ってから、徒歩5分くらいのところにあるジャニス2へと急ぐ。

ジャニス2は、ジャニスという老舗貸しレコード屋が出している中古CD屋。ここはなかなか品ぞろえがよく、しかもそれを廉価で放出する良心的な店である。CD不況のせいもあってか廃盤CDというだけでこれでもかこれでもかという高値を付ける中古CD屋があるが、いくら廃盤CDで希少価値があるとは言っても市場におけるコストパフォーマンスとか需要と供給の関係とかいう小学生でもわかるようなツボを外すとそうした廃盤CDはあっという間に不良在庫と化す。良心的な店はちゃんとそういうところをわかっているから客が来て長続きするわけである。

ジャニス2にはパソコンが置いてあってアマゾンのCD販売の画面を表示している。それを検索してジャニス2に在庫があるものをレジで申告すると、店員さんが奥の倉庫からその在庫を持ってきてくれる。ワタシはそうやってPizzicato Five / Happy End of The Worldの在庫を店員さんに取ってきてもらう。値段は500円。タワレコの2990円の正札がついていたが、中古になると500円に身をやつしてしまう。確かにPizzicato Fiveを3000円近い金額を出して買おうと思わないが、500円ならいいかなと思ってこれを買っていくことにする。

この日ついでに灰野敬二の不失者がここに置いてないかな〜と思ってブラブラ見たが、おいていないようなので、これはアマゾンで注文することにする。

そんなわけで、購入枚数は多くはないがいい漁盤ができたと思う。

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2016年04月23日

Mission @ Ginza Music Bar

4月22日午後11時ころから、DJの沖野修也さんがGinza Music Bar(「GMB」)で主催される「Mission」というイベントに行ってくる。そこでは沖野さんがジャズのレコードをかけまくる。

クラブ・ジャズ(踊れるジャズ)という切り口からジャズを切り開いて、踊れないジャズを含めたジャズ一般へのリスペクトに至る、というパラダイムからジャズを攻める沖野さんの選曲がすごく楽しみで、時折遊びに行っては勉強させていただいている。

この日もMissionに来る人たちでGMBは大盛況。エッジの立った鋭い選曲だなぁと思ってセレクター席を見ると、何と大沢伸一さんがお皿を回している。こういうことがあるからGMBは面白い。

そういえば大沢さんのウォールで「今夜は沖野 修也くんに無理を言ってでもプリンスを数曲 Ginza Music Barで必ず鳴らす。皆様是非。」と書いてあった。案の定、大沢さんはプリンスの「Controversy」から1曲かけていた。

大沢さんから沖野さんにレコード・セレクターがスイッチ。沖野さんはこの日のコンセプトを「踊れるジャズ」に決めたようで、そうしたコンセプトに基づきダンサブルなビートをもつ盤をかけ続けた。

ところが、Nina Simoneの「sinner man」をかけたあたりから様子がおかしくなる。この曲は、Nina Simoneにしてはグルーヴィーでダンサブルな感じの曲なのだが、同時にこの人の個性としてディープでスピリチュアルな趣もある。そこで次の曲あたりから踊れるジャズそっちのけで黒くて太くて濃いスピリチュアル・ジャズ選手権大会に突入してしまった。こういうふうに、選曲の筋書きが予想もしないところから展開してしまうのがこの「Mission」というイベントの面白いところ。

ちなみに沖野さんに「まさかNina Simoneにこんなダンサブルなパフォーマンスがあるとはおそれいりました。今日の最大の収穫のひとつです」とお話しすると沖野さん「いや、これは実はスロバキアのブラティスラバのDJがかけているので知ったんですよ」とのことだった。クラブ・ジャズのグルーヴを見つけ出す人は世界中あらゆるところにちらばっているし、そしてNina Simoneだからといってクラブ・ジャズ的観点からはあなどれないと改めて思った。

で、沖野さんが一休みして食事をしている最中に今度はジャズから大プリンス選手権大会になってしまった。次々とプリンスの曲がかかって追悼モード。もっともプリンスはマイルス・ディヴィスと共演するくらい(ただし音源は公開されていない)なので、ジャズとは浅からぬ関係があるから、違和感を感じるものでもない。といっても場を選ぶところもあるので、選曲には腐心されたと思う。

沖野さんが食事を終えて、再びスピリチュアル・ジャズ。Kamasi WashingtonやLee Morgan、Sleep Walker、Cedar Walton、Pharoah Sandersといったところをかけまくる。この日沖野さんの、Kamasiの音は明らかにスピリチュアル・ジャズなのだが、LAの明るさをもつという解釈をきかせてもらって面白かった。

そういうわけで、Kamasi Washingtonの「月の光」で「Mission」は終わり。その後はGMBのセレクターの磯部さん選曲の猪野秀文「スパルタカスのテーマ」に送られて午前4時ころGMBを後にする。

この日ワタシがGMBにいる間にかかったアルバム(各アルバムから原則として1曲ずつかかる)は以下の通り。
(大沢伸一さん選曲)
The Bukky Leo Quintet / Rejoice in Righteousness
Ron Carter / Spanish Blue
Kalima / Kalima
Kindness / World You Need to Change
Frank Sinatra / Stranger in the Night
Nat King Cole / ? (quizas quizas quizasを収録したもの)
Prince / Controversy
Daft Punk / Homework
Crusaders / Street Life
(沖野修也さん選曲)
奥平信吾 / Maiden Voyage
Rimona Francis / Rimona Francis
Curtis Lundy / Just Be Yourself
Rodony Jones / Articulation
Bruce Cameron Jazz Ensemble / With All My Life
Fuse One / Silk
Nina Simone / Pastel Blues
Max Roach / Lift Every Voice and Sing
Woody Shaw / Blackstone Legacy
Daniel Crawford / The Awakening
(沖野さん食事の間の大プリンス選手権大会)
Prince / Hitnrun phase 1 and 2
Prince / Art Official Age
Emmanuel North / Euphoric Dance
Prince / Prince
Prince / Planet Earth
(再び沖野修也さん選曲)
Kamasi Washington / The Epic
Shuya Okino / United Legends Replayed by Sleep Walker
Cedar Walton / Eastern Revelation
Lee Morgan / Searching for the New Land
Message from the Tribe
Pharoah Sanders / Rejoice

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2016年03月20日

3月17日ビルボード東京のライヴ

3月17日Mondo Grosso's the European Expedition Tribute Live@Billboard Tokyo

アシッドジャズ隆盛期、Mondo Grossoのヨーロッパでのライヴを記録したEuropean Expeditionというアルバムがリリースされてから20周年を迎えたことから、選曲家(DJ)の沖野修也さんの企画で行われたライヴに行ってくる。Billboardでは珍しいほど客が満杯に入っていた。

最初15分くらいは当時バンドとしてのMondo Grossoを率いていた大沢伸一さんと、Mondo Grossoのマネージャーやプロデューサーを務めていた沖野修也さんの対談で、ヨーロッパでのタフな楽旅の模様や今回の企画に至る経緯が語られて面白かった。

引き続いてバンドのパフォーマンス。今回のバンドメンバーは若手ミュージシャンにプラスしてMondo Grossoの初期メンバーであるラッパーのビーバンジーさん、そしてマンディ満ちるさんと屋敷豪太さんという大御所。今回のライヴのコンセプトは、このメンバーがEuropean Expeditionでのパフォーマンスを再現するというもの。Mondo Grossoの初期のナンバーがこれでもかこれでもかと熱く演奏された。曲がはじまるたび「おお、この曲キター、あの曲キター」と心の中でどよめいてはアレヨアレヨという間に怒涛のような感動に押し流される。

とりわけ屋敷豪太さんの切れ味のあるかっこいいパフォーマンスに触れることができたのがうれしかった。屋敷さんはミュートビートやメロン、Soul II Soul やSimply Redで活躍したドラマー。ワタシがかつて働いていた会社のCMソングも作っている。ワタシは屋敷豪太さんに影響されて、いわゆるキャスケットと言われるだぶだぶのお帽子をかぶっている。

最後客席総立ちでクラブ状態になり大団円。アンコールでは大沢伸一さん自身がベースを演奏。大沢さんのパフォーマンスをまさかみられるとは思っていなかっただけに幸せだった。この日のライヴに元気をもらった。いや〜〜楽しかった。

今後European Expeditionを聞くたびにこの日のライヴを思い出す。
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2016年01月23日

沖野修也さんのイベント/MISSION

1月15日、選曲家の沖野修也さんがGinza Music Barでひたすらジャズを選曲してかける「MISSION」というイベントに行く。沖野さんは各地のクラブでDJをされているが、その根っこがジャズへのリスペクトにあり、そのジャズへのリスペクトは沖野さんの「クラブ・ジャズ入門」という著書にクールな筆致ながら熱く語られている。

午後9時ころそのイベントに行ってみると店内は結構な賑わい。幸いなことに沖野さんがターンテーブルを回す箇所のド真ん前の席が空いていてそこに座らせていただくことができた。

ワタシはジャズを聴いて30年以上経つが、その切り口は「スイングジャーナル」に代表されるようなモダン・ジャズでであった。ところが沖野さんは「クラブ・ジャズ」つまり「踊れるジャズ」から入ってその発展として「踊れないジャズ」も楽しんでいこうという形でのジャズの新しい切り口を提言されている。そうした「クラブ・ジャズ」という切り口から攻める選曲は、若いころにモダン・ジャズの切り口から入ったワタシにとってはすごく新鮮なものである。

時折沖野さんが語るDJの選曲の発想は興味深いものであった。DJはイベントに出るにあたって事前に筋書きを考えてレコードを持参し、将棋のように一手一手先を読みながら選曲する場合があるが、他方実際にかけている選曲の流れや曲の雰囲気、そして店の雰囲気によってあらたに選曲のイメージが湧き上がって(事前の筋書きとはまた別に)かけたい曲が浮かび上がってくる。
 しかしその選曲は別に適当にやっているわけではなくて、ちゃんと意思とか理論があっての選曲である。しかしそういうこととをいちいち考えて選曲しているというわけではなく、無意識のうちに選曲をしているというもの。

 選曲の理論については、沖野さんの「DJ選曲術」という本に詳しいが、その選曲の理論を明確にするために、沖野さんは定評のあるDJミックスを聴きこんでそれを分析の上体系化したとのことである。そうした選曲理論の体系化の過程で、自らが無意識に行っていた選曲の方法論を理論化・体系化したのかもしれない。

 それは沖野さんとの話で出てきたDJ論の一端にすぎず、他にもまだまだDJの極意や実践の話が出てきてすごく勉強になった。また、沖野さんが「DJ選曲術」で書かれている理論がどういう形で実践されているかを考えながら選曲の流れを追ってみたり、「自分だったら次どんな曲をどのような意図でかけるか。曲の流れや今後の展開、周囲の状況・雰囲気を考慮に入れてどうするか」など勝手に考えながら聴いてみた。

 あまりにも有意義だったので午後9時に店に入って閉店の午前4時まで居座ってしまった。

 ちなみに備忘録代わりにこの日ワタシがいる間にかかったアルバムをあげておくと(かかった曲は省略。1アルバムにつき1曲。ただしKamasi Washington / epicだけ3曲)・・

Art Blakey / live at montreux and north sea
Freddie Hubbard /blue spirit
Lee Morgan / searching for the new world
Doug Kern / Liberation
Dorothy Ashby / afroharping
Bobby Hutcharson / dialogue
Joe Henderson / multiple
Patrice Ruchen / preclusion
Frank Strazzeri / after the rain
Kamasi Washington / the epic
Woody Shaw / song of songs
Introducing Kenny Cox and the contemporary quintet
Wayne Shorter / speak no evil
Andrew Hill / black fire
Donald Byrd / new perspective
Pharoah Sanders / jewel of thought
Marion Brown / soul eyes
Jimmy Heath / ST
Music Inc.
Freddie Hubbard / ready for freddie
Woody Shaw / steppingstones
Ramsey Lewis / maiden voyage
Stanley Clark / children forever
Real Thing / can you feel the force
Nancy Wilson / life love and harmony
Tania Maria / come with me
Quincy Jones / body heat
Marlena Shaw / who is this bitch anyway
Ramp / come into knowledge
Minnie Riperton / adventure in the paradice
Latoya Jackson / ST
Bobby Hunphrey / black and blues
Weldon irvin / simbad
Johnny Hammond / gear
Gary Barts / music is my sanctuary
Donald Byrd / places and spaces
Johnny Hammond / gambler's life
Taste of Honey / ST
Harvey Mason / funk in a major jar
Roy Ayers / he's comming
Head Hunters / survival of the fittest
Head Hunters / ST
Phroah Sanders / journey to the one
Billy Gault / when destiny calls
Burt Reynolds / shakeys machine
Bill Evans / what's new
Lee Morgan / sidewinder
John Coltrane / blue train
Mile Davis / Kind of Blue
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2016年01月01日

2015年12月31日の漁盤

さて12月31日のんびりと家でジャズを聴く。ちょうどフランク・シナトラを聴いていた時に、「そういえば昔日産の車の宣伝で、シナトラっぽい声で raindrops keep falling on my head...とか歌ったうたがあったな〜」とハッと思い立ち、グーグルで検索すると、B.J.Thomasという人が歌っていることが分かった。そこでB.J.ThomasのCDがどこかに売ってないかな〜と検索すると、渋谷レコファンに目指す曲が入ったCD(中古)が売っていることがわかる。そこで、渋谷に行って漁盤きめてくるかと思って出かける。

まずは渋谷レコファンに行ってBJ ThomasのCDを見る。すると「raindrops keep falling on my head」というタイトルの輸入盤CDが1650円で売っている。このCDをアマゾンで検索した時は1350円で渋谷レコファンに売っている旨が記されていたため、ちょっと高いな〜と思う。アマゾンでは別の店が中古で1500円で、しかも帯と解説書つきで売っている(つまりは国内プレス)。レコファンで売っているものは輸入盤のため帯と(日本語での)解説書は入っていない。そのため、レコファンで売っているものの購入は止めて、アマゾンで別の店が出品している1500円のものを買うことにする。
渋谷レコファンをブラブラしていくが、特にほしいというものはなかったのでサッサと引き上げる。

時間は午後3時ころ。渋谷にあるディスクユニオンが大晦日のタイムセール(正札の15%引き)をやっていることを思い出し、ディスクユニオン渋谷ジャズレーグルーヴ館と中古センターに寄っていく。ジャズレアグルーヴ館の方はLPレコードを扱っているため、レコードをディグする人たちで盛り上がっている。その一方で中古CDを扱っている箇所はそれほど客がいない。しかしそれでもタイムセールをやっているせいかいつもよりは人が多くて混雑している。そのためこの日はLionel Ritchie / Dancing on the Celingを買っていくのみ。渋谷中古センターの方にも行ってみるが、やはり人ばかり多くてめぼしいものがないのでとっとと引き上げる。

途中おなかが空いたので、とんこつラーメンの一蘭によってとんこつラーメンにきくらげのトッピングを頼んで食べる。一蘭の渋谷店の方はいつ行っても人が行列しているが、井の頭通り沿いにある方は比較的すいているので気楽に食べに行ける。一蘭のパチンコ景品交換所みたいなカウンターが好きである。

一蘭でラーメンを食べてからタワーレコード渋谷店で漁盤する。この日はジャズCD売り場に行ってブラブラする。まず目についたのはDave Grusin / Kareidoscope。Dave GrusinはGRPの総帥として、またフュージョンのキーボーディストとして有名であるが、このアルバムを出した1964年ころは一介のモダンジャズピアニストだったことがよくわかる。他Gary Burton / Something's Comming を買っていく。他特に「これは??」という作品もなかったのでこの2作のみ買っていく。

2005年ころは廃盤ジャズCDを追い求め、また「あの廃盤再発この廃盤再発」と目を皿のようにしてCDを探し回っていたが、最近は昔ほどそういう物欲を感じない。ここ10年近い間にかなりめぼしい品を入手してしまったり、追い求めていた廃盤CDが実はさほどのものでもなかったりということがあったからだろう。

タワレコ渋谷で漁盤してから新宿へと向かう。ちょうどこれからの時間帯新宿のディスクユニオンがタイムセール(正札の15%引き)に入るからである。

まずはディスクユニオン新宿ソウルブルース館に行ってみる。ここではStephanie Mills / Whatcha gonna do の未開封盤が1200円くらいで売っているからである。タワーあたりで売っているもののおよそ半額程度である。
店に到着すると店内は客でごった返している。近時レアグルーヴのファンの間でヴァイナルの人気が高いせいか、ディ祝ユニオン渋谷ジャズレアグルーヴ館と同様中古ヴァイナルを置いているこの店には客が多い。
客をかきわけかきわけ中古CDの棚にたどり着き、Stephanie MillsのCDをゲットする。まぁこの類のCDは目の色を変えて追及するというものでもないので余裕のある漁盤である。この日タイムセール15%引きもあってか未開封で1010円。昔に比べるとCDは安くなった。

続いてディスクユニオン新宿ジャズ館に行ってみる。昔だったら廃盤CDを目の皿のようにして探していたが、最近ジャズCDに関しては以前ほどの物欲はない。ここはそれほど混雑しておらず比較的ゆっくり見られた。適当にブラブラと店内をめぐり、この日は水橋孝/男が女を愛するときを買っていく。正札だと2160円だったが、タイムセールで1836円になる。中古CDにしてはちょっと高いが紙ジャケだしまぁいいだろうという値段。

さらにディスクユニオン新宿中古センターに行ってみる。ここもタイムセールをやっている割には混雑していない。昨年ディスクユニオン池袋店に年末タイムセールに行ってみたところ結構混雑していた。タイムセール時の混雑度合いは店にもよるのだろう。適当に店をブラブラしたところ、John Lennon / Imagineが安く売っているのを見かけた。昔学生だった頃Imagineを貸しCD屋で借りてダビングして聴いていたことがあったが、CD所持はしていなかった。この際なので買っていく。タイムセールで788円だったので、まぁまぁ安く買えたと思う。
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posted by goiss at 19:58| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月29日

2015年11月28日の漁盤

さて11月28日、大学での講義を終えて新宿で漁盤する。大学で2コマの講義を受け持ってしゃべるとヘトヘトになる。そこで大学の近くにある和幸でカキフライ定食でも食べて行こうと思ったが、いつもはがら空きの和幸がその日に限ってどういうわけか行列ができるほどの大混雑。そういうわけでこの日は和幸はあきらめて他のものを食べ、京王線に乗って新宿に到着する。

まずはディスクユニオン新宿中古センターに行ってみる。ジャズでめぼしそうなCDが2枚ほどあって、大体1枚1000円前後のまずまずの値段だったのだが、「まぁ今すぐほしいってものでもないし、ここで逃してその後入手できなくなってもどうってことないや」という感じのものだったので、購入は見送る。
太田裕美「心が風邪を引いた日」が、1080円で売っていたので、これならまぁいいやと思って買っていく。この作品は、有名な「木綿のハンカチーフ」を含む作品で、全編松本隆の作詞である。太田裕美の歌もさることながら、もっぱらこの人の詞目当てである。
店内では、Donald Fagen / Mouph the Cat がずっとかかっていて、なかなかいい雰囲気だった。

さてディスクユニオン新宿中古センターの次はディスクユニオン新宿ジャズ館である。新宿ジャズ館はかつては1階は新品、2階は新入荷中古、3階は中古という配列だったが、しばらく前から2階は中古ピアノ、3階はそれ以外の中古となっている。やはり人気と在庫量でジャズピアノは群を抜いているのだろう。
2階の中古ジャズピアノ売り場をブラブラとしていると、Steve Kuhn / Life's Magic の、国内盤質A帯付きの品が1955円で売っている。
かつて2005年に、いわゆる「レア本」という、廃盤ジャズCD本が、MOONKSというジャズ鑑賞集団の編集により発売され、それ以後数年くらいレア本掲載のジャズCDを中心として、廃盤CDブームがあった。その時代は廃盤CDに数千円〜万単位の価格がつき、廃盤中古CDセールが結構にぎわった。
しかしながら、レア本が出てから10年経つと、レア本掲載のCDの復刻もずいぶん進み、しかもレア本掲載のCDも実はたいしたことがないと化けの皮がはがれ、かつてはずいぶん加熱した廃盤CDブームもずいぶん沈静化してしまった。
Steve Kuhn / Life's Magic という作品も、かつて「レア本」に掲載され、廃盤中古CDセールでは大体4000円〜5000円程度の値段がついていた。しかも、廃盤中古CDセールで出てくるのは大概輸入盤であり、国内盤が出てくることは皆無であった。
しかしながら、こうした作品が、1955円で販売されている。そういうわけで、この作品を目の当たりにした0.000000000000001秒後、この作品をわしづかみにしてゲットする。この作品の帯を見ると、国内発売元は何とアルファレコード。今は単なる著作権管理会社に身をやつしたアルファレコードであるが、この作品を発売した1986年当時は、まだ普通のレコード会社として実在していた。かつては松任谷由実やYMOで一世を風靡したアルファレコードであったが、凋落も早く、あっという間にレコード会社から著作権管理会社になってしまった。
そういうわけで、まずは2階のジャズピアノ中古売り場で珍しいブツを取得してから2階のジャズ中古CD売り場へと向かう。

10年ほど前はストレートアヘッドな普通のジャズを好んで買っていたが、最近ジャズの好みがちょいと変わり、ストレートアヘッドなジャズから、クラブジャズ系統のものに好みが広がった。それゆえ、オルガンのファンキーなジャズがかなり好みになってきた。
1985年ころから、「ジャズで踊る」というムーヴメントがイギリスで出てきて、その流れでアシッドジャズとかクラブジャズなど、ジャズにファンクとかR&Bの要素を含んだジャズが有力になってきた。最近のブルーノートの作品を見ても、いわゆる4ビートジャズばかりではなく、R&Bの要素を含んだホセ・ジェームスとかロバート・グラスパーみたいなのが出てきてなかなか面白いことになっている。
そういうわけでオルガンジャズをブラブラとみていると、Larry Young / Of Love and Peace というアルバムが目に留まる。Larry Youngというと、ブルーノ―ト時代のUnityに圧倒的な知名度があるが、この作品や、「Heaven on Earth」なんかもなかなかいい作品である。今回Of Love and Peaceが、未開封で1337円(だいたい200円引き)で売っていた。値段的にはなかなか手頃と思われるのでこれを買っていく。

10年ほど前だと、廃盤中古CDの熱気にかぶれていたため、廃盤中古CDで面白いものはないかと目を皿のようにして棚を見ていたのだが、さすがにそのころから10年も経つとそうした熱も冷め、ブラブラとよさげなCDを見る余裕のようなものが出てきた。そうやって棚をみて、特に他に関心をそそるようなものもないので、上記2枚を新宿ジャズ館では買っていく。
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posted by goiss at 16:55| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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